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2015年12月の活動報告

昨日、定例会を実施しました。


テーマは、「富山(コンパクトシティ)の考察」です。

10月に実施した富山の視察先月のワークショップを受けて、幾つかのテーマで更に考察を行いました。


「日本におけるコンパクトシティの妥当性」では、コンパクトシティの考えが日本では有効か、他の都市でも適用できるかといったことを検討しました。

その結果、人口減少や高齢化、インフラの維持管理コスト抑制の必要性等を踏まえると、概念や方向性では反対はないであろうという意見で一致しました。

 

ただ、拡散した市街地を強制的に縮小させることは、難しいです。

拠点の利便性を高めながら、長期的な視野でできるところから緩やかに適用していくことが望ましいと考えられました。


「中心市街地活性化に対する、行政の望ましい関与度合い」は、意見が分かれるところもありました。

民間の関与を増やしながら、有効性の低いところは改善が必要と判断されました。

 

「中心市街地における商店街のあり方」は、個店と商店街に分けて課題を考えました。

厳しい指摘も、多く出ました。

 

商店街としては待ちの姿勢ではなく、中心市街地活性化等でも舞台の役者となる意識が必要という意見がありました。

また、行政と市民、商店街の3者にある意識のずれは改善し、結びつける必要があると判断されました。

 

出席者は少な目でしたが、いつも以上に活発な意見交換ができました。

頭の整理ができたと思われます。

 

富山とコンパクトシティというテーマでは、今回が一旦の区切りとなります。

視察とワークショップは、とても勉強になりました。